電話 06-6346-1107

〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地2-1-21 桜橋深川ビル3F

お問い合わせはこちら

がん

がん漢方治療は大阪市北区西梅田中野内科医院

MOBILE SITE

がん統合医療

当院ではがん統合医療(補完代替医療)の一環として漢方がん統合医療を行っています。

【漢方がん統合医療基本方針】
がん手術・放射線・化学療法(標準治療)適応のある方はそれと併用し補完するものとして漢方がん統合医療を行います。また化学療法が続けられなかった方、進行がんの方は代替医療の一環として漢方がん統合医療を行います。よって当院の漢方がん統合医療の目的は下記の3点です。

  • がん手術放射線化学療法中の体力保持・副作用予防
  • がん手術放射線化学療法後の再発予防
  • 進行がんの代替医療

がんに伴う疲労倦怠感の回復、体力保持には漢方エキス剤・煎じ薬を処方します。一般的には補中益気湯・十全大補湯などですが、動物性生薬を加えることもあります。また抗がん剤治療中の摂食障害にも六君子湯・半夏瀉心湯・茯苓飲など用います。
積極的な漢方がん統合医療としては中国の現代中医学腫瘤科でよく用いられている半枝蓮湯(煎じ薬)などを用います。また状態によっては、研究報告のある機能性食品(医師取扱健康食品モズクフコイダン、サメ軟骨、マイタケエキス、AHCCなどで症状によって使う品目・量が異なります)を併用します。さらに気の流れをよくし、体を温めるため温補鍼灸(灸頭針)も併用していきます。

がんと漢方

漢方ではがん(癌=腫塊)を気(=生体エネルギー)や血、水の流れの停滞とみて、まず流れをよくし腫塊を小さくする治療を行います。
血の流れをよくし、水の代謝をよくする漢方生薬(主に煎じ薬)に加え、気の流れ、血の流れをよくし、温熱による散結(腫塊を散らす)目的で温熱鍼灸療法も行います。また特に心身ともに弱り、免疫状態が低下している場合は、体の元気を補う生薬を加えていきます。この気を補う薬の代表的なものが薬用人参(=朝鮮人参)です。

薬用人参のがんに対する作用

1.全身状態改善による延命効果の期待
薬用人参の有効成分も多くのものがありますが、村田らは、そのうちの一つprostisolという成分をがん患者様に投与すると、食欲亢進、体重増加、貧血の改善、リンパ球の増加、および血清γ-グロブリン特にIgM(免疫抗体)の増加傾向などの臨床症状の改善がみられ、結果として延命効果が期待出来るという報告を行っています。
2.発がん抑制作用
薬用人参はウレタンやアフラトキシンBなどによる実験動物の肺線腫や肝がんの発生を抑制し、その他化学発がん剤による発がん実験でも、人参を投与した動物のグループでがんの発生率や腫瘍増殖抑制が認められました。しかし、この作用メカニズムは解明されていません。
3.腫瘍増殖抑制作用
薬用人参にはHwangらの実験以外にがん細胞を特異的に障害する作用の報告はなく、報告されている腫瘍増殖抑制作用は細胞の機能を介した作用であると考えられます。
4.形質変換作用
上記(3)と重なりますが、Morris肝がん細胞(実験で使う肝がん細胞)を薬用人参の抽出物質であるジンセノサイドginsenosidesを含む培養液中で長期間培養するとその増殖性の低下がみられます。このとき細胞を観察、分析すると、正常細胞に近い形、機能に形質変化しています。この現象は再分化誘導(reverse transformation or redifferentiation)と呼ばれ、同様の現象は培養melanoma B-16でも観察されています。発がん過程において、正常な元の細胞から悪性細胞への変化が起こるわけですが、初期のある程度の段階までは、その変化は可逆的であるとされており、まさに薬用人参抽出物質ginsenosidesはがん細胞を正常に近い細胞へ逆戻りさせる現象を引き起こしました。しかし、この正常化も細胞の全ての機能で起こっているわけではなく、限界があり、がん細胞の種類にもより、今後の臨床応用への研究が期待されます。

現在薬用人参もがんの特効薬とはいえませんが、薬用人参を含む漢方薬ががん統合医療において役割を果たす可能性があること、また決して迷信や漢方的な考え方のみで漢方薬が薬として使われているのではないということをわかっていただきたいと思います。

文献:小田島 粛夫(1981)薬用人参、p194-、共立出版、東京

がん封じのライフスタイル

現代医学におけるがん治療は年々進歩していますが、その治療は心身に大きな負担をかけ、難治性の物もあるのが現状です。
漢方ではまず目に見えるまでがん(腫塊)を放置しておくこと自体問題であると考え、がんが形作られる前(未病)に、これを防ぐこと(予防)を最上の治療としています。

今すぐ止めましょう

現代医学の観点からもがんの発症要因として認められているのが、アルコール、塩分、肉・動物性脂肪、タバコ、肥満と、精神的ストレスです。

アルコール 塩分 肉・動物性脂肪 タバコ 肥満 ストレス

1.アルコール
「酒は百薬の長」といいますが、何事も過ぎたるは体に毒で、咽頭・食道・肝臓・大腸・乳房などのがん発症と関係します。ストレスを和らげる効果もありますが、多くとも二合(ビールだと大瓶2本)くらいまでに!たんぱく質(酒の肴)といっしょに摂り、週に2日は休肝日を!
2.塩分
塩分の摂り過ぎは高血圧を招きますが、胃がんとの関連性も高いと言われています。うす味に慣れ、味付けを工夫しましょう!
3.肉・動物性脂肪
アトピーも悪くなる場合が多いですが、大腸がん乳がんとの関連が高いと言われています。
4.タバコ
百害あって一利なしのタバコです。がんでは肺がんばかりではなく、口腔咽頭、食道、胃、腎尿路、子宮のがん発生と関連します。
5.肥満
乳がん・腎がんの他、最近の研究では、標準体重の人の1.4倍大腸がん発症リスクが増えるという報告があります。
6.ストレス
過度のストレスが長期間続くと、免疫機能が落ち、がんも発症しやすくなります。仕事、人間関係とストレス要因は多いのですが、こればかりはすぐになくすことは難しいようですね。笑い=リラックスが免疫機能を高めるという実験報告もあり、ストレスをうまくコントロールする工夫が必要です。

たくさん摂りましょう(^_^)!

現代医学の観点からもがんの発症要因として認められているのが、アルコール、塩分、肉・動物性脂肪、タバコ、肥満と、精神的ストレスです。
野菜はがんを予防する一番の食べ物です。最低必要量を毎日摂りましょう!冷え性の人は温野菜で!

ほうれん草・にんじん・果物などに含まれるβカロチンは少量でがん抑制作用の報告があります。大根に含まれる食物繊維(リグニン)は免疫細胞の働きを高め、がんの発症抑制作用報告があり、体内の免疫物質であるインターフェロン誘導物質も含まれています。中国野菜のチンゲンサイやブロッコリーなどのアブラナ科野菜に含まれる含硫化合物にがん抑制作用のあることが報告され、直腸がん・胃がんや呼吸器のがんに対する効果が期待されています。

またシイタケ・マイタケなどのキノコ類の多糖類(グルカン)は、動物実験で抗がん作用が報告されています。さらに広い意味で海の野菜モズク(表面のヌルヌル成分)も動物実験で抗がん作用が報告されています。このように野菜は百花繚乱、免疫力を高めたり、がんそのものを自壊させる働き(アポトーシス)があります。毎日毎食野菜を食べて、がんにかかりにくい体を作りましょう!まさに薬膳:医食同源です!

良いもの食べたら後は運動!制約がなければ、毎日5,000歩から1万歩、30分から1時間歩き、週に一度は汗の出る運動をして、心身ともにリフレッシュ!毎日の生活そのものが養生(健康保持)です!